近年、建築業界にもCAD等のコンピュータの使用による業務が増加しつつあり、コンピュータ無の建築など無いと感じられる部分まで出てきています。 ところが、多数の有益な商業ソフトが発売される反面、それらは非常に高価であるため、全てのソフトを入手し使用するというのは非常に困難な状況であるのもまた事実です。 作者もそのような状況に苛まされている一人であり、同様の感情を持たれる方も数多くいらっしゃると思います。
CADは、図面を引く上でかなりの重要なポイントを占めているため、まず導入されますが、構造解析ソフトというものは、その特殊性や使用頻度よりかなりの大手かそれそのものを生業にしている方しか導入されていないと思われます。
本ソフトは、市販の構造解析ほど有能では有りませんが、一般的な構造計算ならば十分使用に耐える事が作者の業務の中で確認する事が出来ました。 そのため、この機会に公開したいと思います。
HTMLの閲覧出来るマシンおよび環境が必須です。
どこか適当なディレクトリ※1を作成し、そこへ全ファイルを解凍してください。 なお、解凍は必ずディレクトリ付で解凍して下さい。 そうしないと動作しません。 以下の「複数マシン」のインストールでも同様です。
どれか1台をサーバーとし、イントラネットを構成して参照できるようにしてください。 細かい設定はネットワーク管理者にお問い合わせ下さい。
以上の事を行った後、index.htmlをhtml閲覧ソフト※1で開くだけです。 インターネットをご利用されている方は、開いて頂くだけで、使用方法は理解して頂けるものと思いますので詳しい説明は省略しますが、以下に一般的なことだけm(__)m。
各計算画面は大きく4つに分けることができます。 上から順に画像部・入力部・計算結果部・解析部です。 それぞれは表示形態が大きく異なったり、水平線が引いてあるので一目瞭然だと思います。
画像部 | そのままです。ここには計算モデルと一般式が表示されます。 |
入力部 | 計算を行う場合ユーザーは入力部に数値を入力することとなります。 ここで重要なのは、スパンと荷重に関しての入力は最低必要です。 また、分布荷重などはそれを単位荷重に直したものか全体の荷重のどちらか一方の入力だけで十分です。 |
計算結果部 | 一般式により計算された結果が表示されます。 このときδxの一般式しかないのにδmaxが表示されているものに関してはスパンを等分割しその最大値を表示しているだけです。 したがって厳密には正解とはなりません。目安にしてください。 |
解析部 | ここは、上記計算結果によりM/Z及びδ/Lを表示します。 これらの値は現場やそのときの条件により許容値が大幅に変化することが考えられます。 したがってこのソフトにより合否判定をすることはやめました。 ユーザーにより判定してください。 |
本アーカイブに含まれる全ファイルの著作権は作者である屋敷健市が保有します。
本ソフトはフリーソフト※1です。 使用に関して一切の制限はありませんが、著作権を放棄したわけではないので、著作者の意思を頭ごなしに無視するのはやめてください。
本ソフトの計算結果については、作者及び著作者は一切の責任を負いません。 本ソフトの計算結果により建物を建て、それが崩壊したとしてもです。 ただし、計算間違いの御指摘のある場合には、可能な限り修正し再度、公開いたします。
転載については営利目的で無い場合は本アーカイブに全く変更を加えない事を条件に転載者の責任において自由に行うことができます※2。 営利目的の場合においては、別途条件を付加する場合が有ります。 その都度著作者まで御連絡を御願します(大抵の場合はサンプルを頂く御願いをすると思います)。
本アーカイブに含まれる全ファイルは、オリジナルの著作権、改変箇所の明記をし、かつフリーソフトとすることにより著作者に許可を得る事無く自由に改変、改造及び、改変ファイルの無料再配布※3を行う事が出来ます。 また、改変後のファイルについての著作権等は、改変者の明記するものに準ずるものとし、オリジナルの著作者とは無関係となります。
本ソフトは、著作者の業務※4の中で生れたものです。よって、予期無く仕様等の改変を行う場合が有ります。その場合にはご了承ください。
本ソフトの作成に当り数多くの書籍を参考にさせて頂きましたが、同様の計算式を見つけられても該当出版社までのお問い合わせはご遠慮下さい。
本ソフトに関する御連絡、要望、寄付等は作者まで電子メールにて御連絡をお願い致します。 但し、計算式の追加等の要望には、必ず、資料※5を添付してください。
※1 フリーソフトといっても、寄付は受付けます(^^;)。 心優しい方お待ちしてますm(__)m。
※2 転載の連絡も不要ですが、心優しい方は御一報いただけると幸いです。
※3 あくまで、無料です。 配布の際にかかる輸送料、メディア代を除き金銭等の授受を行う場合については、オリジナルの著作者は一切許可をしません。
※4 作者は謀建築関係の会社に勤務しています。 自分でも珍しい名字だと思いますので、どこかの現場でばったり会ったら声をかけてみてください(^^;)。
※5 「こんな構造解析出来ない?」って絵だけ送られてもねぇ。 計算式もほしいのよ。 どっちかっていうと、長い計算式を電卓叩くのがおっくうで作り始めただけなので。 計算間違いするし。
現状でNetScapeでの画像表示がうまくいかないとの報告がありました。 原因は全く不明です※1。
※1 作者の環境及び近隣にそれを使っているマシンが無い為、バグフィックスに非常に手間どっています。 なるべく早い改良を目指していますが、しばらくお待ちください。
1998/03/27 | ver0.01 | 初公開(^^;)。C++バージョン。 |
1998/04/01 | ver0.02 | JavaScript版へ全面移植。 |
1998/04/06 | ver0.03 | 一部計算間違いを発見。 訂正に走る。 |
1998/04/18 | ver0.04 | 計算式の拡大。 |
1998/04/24 | ver0.05 | 計算対応部材の追加。 (こんな部材誰が使うんだ?) |
さて | ふむ | 中間の履歴が残っていないm(__)m。 この1年と半年の間に一体何が・・・・ |
1999/10/20 | ver1.00 | ISO単位へ変更。 (許容応力等は単純に重力加速度をかけただけ(^^;) こんな単位にされて余計に混乱を招くだけのような気もしますが、1999/10/1より違反すると5万円の罰金ということで・・・・・。 最初のうちだけだしね。 |
1999/11/01 | ver1.01 | 一般初公開。 長かったなぁ。 ここまで来るのに。 |
2000/01/15 | ver1.02 | 偏心荷重単純梁(0402.html)のRbの計算が間違ってたのを訂正 |
2000/01/20 | ver1.03 | 偏心荷重単純梁(0402.html)の計算結果の表示が変だったのを訂正 |
2000/02/08 | ver1.04 | 各種計算の表示フォーマットの統一。 全てをオリジナルマクロで記述し、秀丸のマクロで一括生成する方法にする。 |
一部計算間違い(0424.html,0908.html)と、表示画像(0706.html,0810.html)がおかしかったのを訂正。 | ||
2000/02/29 | ver1.05 | オリジナル言語コンパイラの作成により、コンパイル速度の高速化。 |
画像を16色へ減色 | ||
計算間違い発覚(0819.html) | ||
w(スモール)、W(ラージ)の荷重の場合、荷重条件の判定でおかしかったのをフィックス(オリジナルコンパイラのバグ)。 | ||
単純梁、ぴんぴん、等分布のとき撓み量がおかしかった。 | ||
2000/05/28 | ver1.06 | 落ち着いたので、一般公開。 |
2000/10/14 | ver1.07 | 0814の画像が計算と一致してないのを訂正。 |
2000/12/09 | Ver1.08 | 全てδ/Lじゃ無くてL/δの計算をしてたので、表示を変更。 |
一部の表示でδとするべきところがTとなっていたのを訂正。 | ||
一部M/ZとかL/δが計算してなかったものに、計算結果を表示するようにした。 | ||
2000/12/25 | Ver1.09 | 許容応力度の表記がF・cuになってたのをF/cuに訂正。 |
2001/02/18 | Ver1.10 | 材料にA6063-T5追加。 |
2001/07/24 | 画像をPNG画像に変更 | |
2001/08/31 | 0808.htmlが抜けていたのを追加 | |
2001/09/09 | 0402.htmlでQbの計算が間違えていたのを訂正 | |
2002/02/19 | Ver1.11 | 0608.html及び0609.htmlの符号間違いを訂正。 |
2002/06/23 | 旧JIS単位も選択出来る様に修正 | |
2002/06/25 | Ver1.12 | 建築基準法施行令 第82条の5による帳壁風圧力算定の追加 |
2002/08/11 | Ver1.13 | E及びFを四捨五入する。 |
2002/09/30 | 建築基準法施行令 第87条による速度圧算定の追加 | |
2002/10/22 | 0814.htmlで撓みの計算が間違っていたのを訂正 | |
2003/04/22 | Ver1.14 | 帳壁の風圧力でピーク風力係数の計算が間違っていたのを修正 |